H20年度 4 総合試験@

実施日 2009/2/23 10301210

1 随意運動を支配する神経線維のみでできているのはどれか。

a. 動眼神経

b. 三叉神経

c. 顔面神経

d. 舌咽神経

e. 副神経

2 迷走神経が関与しない機能はどれか。

a. 腹腔内臓の運動

b. 咽頭筋の運動

c. 喉頭筋の運動

d. 舌の運動

e. 味覚

3 副交感神経性の線維(別冊No.1)を含むのはどれか。

a.ア  b.イ  c.ウ  d.エ  e.

4 橋の断面図(別冊No.2)を別に示す(右と左は対称であるが一部を省略してある)

顔面の感覚が入力するのはどれか。

a.ア  b.イ  c.ウ  d.エ  e.

5 図(別冊No.3)について正しいのはどれか。

a. 重層扁平上皮

b. 多列上皮

c. 移行上皮

d. 単層円柱上皮

e. 重層円柱上皮

6 小リンパ球について正しいのはどれか。

a. 貧食作用を行う。

b. 細胞質は酸好性を示す。

c. B細胞とT細胞は核の違いによって区別できる。

d. 血液中のリンパ球め多くは赤血球とほぼ同じ大きさである。

e. 抗原刺激を受けて形質細胞に変わるのはT細胞である。

7 胸腺について正しいのはどれか。

a. 末梢性二次リンパ性器官である。

b. 皮質にハッサル小体がある。

c. 形質細胞が分化する。

d. Bリンパ球が分化する。

e. 皮質には抗原の侵入を抑える血液-胸腺関門がある。

8 内耳道で顔面神経が切断されているときに生じるのはどれか。

a. 側頭筋の麻痺

b. 舌後1/3の味覚消失

c. 咬筋の麻痺

d. 耳下腺の分泌停止

e. アブミ骨筋の麻痺

9 顔面の感覚を伝える神経はどれか。

a. 三叉神経

b. 顔面神経

c. 舌咽神経

d. 迷走神経

e. 舌下神経

10 減数分裂が行われる細胞はどれか。

a. 卵祖細胞

b. 卵子細胞

c. 一次極体

d. 一次卵母細胞

e. 二次卵母細胞

11 胎生期の造血に関与しない器官はどれか。

a. 肝臓

b. 骨髄

c. 腎臓

d. 脾臓

e. 卵黄嚢.

12 形態的先天異常の発現率の高い時期はどれか。

a. 胎生第9週から出生までの時期

b. 発生第3週から第8週の時期

c. 発生第1週から第2週の時期

d. 出生時から出生第3週の時期

e. 生殖子形成の時期

13 大胸筋の作用はどれか。

a. 肩甲骨の内転

b. 上腕の外転

c. 上腕の内転

d. 鎖骨の内下方に引く。

e. 肩甲骨の回内

14 大腿の屈筋はどれか。

a. 薄筋

b. 大腿直筋

c. 長内転筋

d. 大腿二頭筋

e. 縫工筋

15 大脳動脈輪に関係しないのはどれか。

a. 前大脳動脈

b. 中大脳動脈

c. 後大脳動脈

d. 中硬膜動脈

e. 前交通動脈

16 股関節はどれに分類されるか。

a. 蝶番関節

b. 鞍関節

c. 球関節

d. 楕円関節

e. 車軸関節

17 注視時に緒像する部位はどれか。

a. 脈絡膜

b. 鋸状縁

c. 中心窩

d. 視神経円板

e. 強膜

18 電位依存性Na+チャネルについて正しいのはどれか。

a. 過分極時にチャネルが開く。

b. チャネルが開くと陽イオンを通す。

c. チャネルが開くと細胞外から内へ一方向性にイオンを通す。

d. 脱分極が続くと不活性化ゲートが閉じる。

e. 神経細胞の静止膜電位の発生に重要である。

19 心筋細胞の膜電位変化に関して正しいのはどれか。

a. 定常時、細胞内は約−60mVである。

b. 定常時、内向き整流K+チャネルが開いている。

c. 活動電位の立ち上がり相では、Ca。十が細胞内へ流入する。

d. 活動電位のプラトー相では、電位依存性Na+チャネルが開いている。

e. 活動電位の再分極過程では、K+が細胞内へ流入する。

20 消化管における炭水化物の吸収について正しいのはどれか。

a. 主に二糖類の形で吸収される。

b. 吸収上皮細胞へは、糖類の濃度勾配に逆らって吸収できる。

c. 主にH+依存性輸送体により吸収される。

d. 吸収された糖類は吸収上皮細胞内でグリコーゲンに合成される。

e. 吸収上皮細胞から開口分泌により間質へ放出される。

21 小脳について正しいのはどれか。

a. 橋の腹側に存在する。

b. 虫部、中間部、半球部が煎方から後方に並んでいる。

c. 大脳皮質へ直接投射する細胞が存在する。

d. 脊髄に小脳へ直接投射する細胞が存在する。

e. 損傷すると主に反対側の運動失調が生じる。

22 受容体に神経伝達物質が結合したのち、シナプス後電位が発生するま下の時間が他と比べて早いのはどれか。

a. α1受容体

b. α2受容体

c. β受容体

d. ニコチン受容体

e. ムスカリン受容体

23 自律神経による消化管の働きの制御について正しいのはどれか。

a. 交感神経は腺からの分泌を促進する。

b. アウエルバッハ神経叢は腺からの分泌に関与する。

c. 消化管に入る自律神経を切断すると消化管運動は起こらない。

d. 副交感神経は蠕動を抑制する。

e. 副交感神経は腸壁内神経叢が節後線維となる。

24 近点視調節について正しいのはどれか。

a. 水晶体は薄くなる。

b. 散瞳する。

c. 毛様体筋が収縮する。

d. 外直筋が働く。

e. 顔面神経が関わる。

25 60歳の女性。朝起きると左手の麻痺が起こっていた。左側にあるものによくぶつかる。時計を模写をさせると6時から12時の部分を書かなかった。大脳のどの部位の障害か。

a. 左の頭頂連合野

b. 右の4445

c. 右の側頭連合野

d. 左のBroca

e. 右の頭頂連合野

26 調理をしている際に、右手の指先が加熱されたフライパンに触れてしまった。右上肢に誘発される脊髄反射はどれか。

a. 伸張反射

b. 屈曲反射

c. 自原抑制

d. 交叉性伸展反射

e. 反回抑制

27 大脳基底核を構成する神経核の中で、興奮性の出力細胞を有するのはどれか。

a. 尾状核

b. 被殻

c. 淡蒼球

d. 視床下核

e. 黒質網様部

28 上腕二頭筋を支配する運動神経細胞が存在する部位はどれか。

a. 脳幹

b. 頚髄

c. 胸髄

d. 腰髄

e. 仙髄

29 正常なネフロンの機能として誤っているのはどれか。

a. 赤血球は糸球体で濾過される。

b. グルコースは糸球体で濾過される。

c. アミノ酸は糸球体で濾過される。

d. 水素イオンは尿細管で分泌される。

e. 重炭酸イオンは尿細管で新生される。

30 血流に与える要因で最も影響が大きいのはどれか。

a. 総血液量

b. 血管の長さ

c. 血管の半径

d. 血液の粘度

e. 血管両端の圧差

31 図(別冊.No4)を別に示す。供血者と受血者のABO血液型の組み合わせで供血者の血液が凝集しないのはどれか。

a.a  b.b  c.c  d.d  e.e

問 32 図(別冊No5)を別に示す。酸素解離曲線を右方に移動させる要因について誤っているのはどれか。

a. 体温の上昇

b. 血液pHの低下

c. 血中酸素分圧の増加

d. 血中二酸化炭素分圧の増加

e. 赤血球2,3−ビスホスホグリセリン酸の増加

33 図(別冊No.6)を別に示す。女性の性周期における黄体形成ホルモンの血中濃度を示す曲線はどれか。

a.a  b.b  c.c  d.d  e.e

34 アルブミンの減少が認められる状態のうち誤っているのはどれか。

a. 栄養失調

b. 肝障害

c. 甲状腺機能亢進

d. 重症熱傷

e. 高血圧

35 下垂体ホルモンと分泌部位の組合せで誤っているのはどれか。

a. 前葉………………成長ホルモン

b. 中葉………………メラニン細胞刺激ホルモン

c. 後葉……………プロラクチン

d. 前葉……………TSH,

e. 後葉……………オキシトシン

36 図(別冊No.7)に示す各部位の酸素分圧で、正しい関係はどれか。

a. @=A

b. A<B

c. B=C

d. C>D

e. B=D

37 血友病Aの遺伝を示す家系図(別冊No8)を別に示す。血友病の遺伝子を持たない可能性のある人はどれか。

a.@  b.A  c.B  d.C  e.D

38 腎臓の集合管の機能はどれか。

a. アミノ酸の再吸収

b. ブドウ糖の再吸収

c. 無機リンの再吸収

d. カリウムの分泌・

e. レニンの分泌

39血漿蛋白質の機能で誤っているのはどれか。

a. 酸素運搬

b. 薬物運搬

c. ホルモン運搬

d. アミノ酸の材料

e. 血漿膠質浸透圧維持

40 図(別冊No.9)を別に示す。1の過程は何か。

a. 複製

b. 転写

c. 翻訳

d. 逆転写

e. スプライシング

41 DNAの合成が行われるのはどの細胞周期か。

a. G0

b. G1

c. S

d. G2

e. M

42 ヌクレオチドでないのはどれか。

a. ATP

b. GDP

c. NAD

d. アセチルコリン

e. CMP

43 20塩基対からなるDNAにグアニンが7個ある場合、アデニンはいくつあるか。

a. 7

b. 10

c. 13

d. 14

e. 20

44 アイソザイム(イソ酵素)について共通するのはどれか。

a. アミノ酸配列

b. 触媒する反応

c. 分子量

d. 基質に対する親和性

e. 由来する遺伝子

45 ステロイドホルモンはどれか。

a. アルドステロン

b. ガストリン

c. チロキシン

d. ノルアドレナリン

e. バソプレッシン

46 アミノ酸について正しいのはどれか。

a. アルギニンの側鎖は陰性に荷電している。

b. アスパラギン酸の側鎖は陽性に・荷電している。

c. メチオニンは硫黄原子をもつ。

d. アラニンは芳香族アミノ酸である。

e. グリシンは不斉炭素原子をもつ。

47 細胞膜を構成する分子はどれか。

a. コール酸

b. コルチゾール

c. アルドステロン

d. コレステロール

e. コレカルシフェロール

48 プリンヌクレオチドの最終分解物はどれか。

a. 尿素

b. 尿酸

c. 馬尿酸

d. オロト酸

e. グアニル酸

49 欠乏しても皮膚症状が現れないビタミンはどれか。

a. ビタミンA

b. ビタミンB2

c. ビタミンB6

d. ナイアシン

e. 葉酸

50 下垂体後葉から分泌されるホルモンはどれか。

a. バソプレシン

b. プロラクチン

c. 黄体形成ホルモン

d. 甲状腺刺激ホルモン

e. 副腎皮質刺激ホルモン

51 ヌクレオチド(nucleotide)を構成する元素でないのはどれか。

a. 炭素(C)

b. 窒素(N)

c. 酸素(O)

d. リン(P)

e. イオウ(S)

52 ポリヌクレオチド(polynucleotide)鎖の先頭(上流)側として定義されるリン酸エステル(ester)結合を形成する炭素位はどれか。

a. 1'

b. 2'

c. 3'

d. 4'

e. 5'

53 図(別冊No.10)に示す血清蛋白分画において、最も疑わしい疾患はどれか。(赤矢印は増加を示す。)

a. 肝硬変

b. 急性炎症

c. 多発性骨髄腫

d. 多クローン性高ガンマグロブリン血症

e. ネフローゼ症候群

54 胎生期から主要なグロビン(globin)鎖として終生発現し続けるのはどれか。

a. α鎖

b. β鎖

c. γ鎖

d. δ鎖

e. ε鎖

55 分解(消化)酵素ではないのはどれか。

a. プロテアーゼ

b. キナーゼ

c. リパーゼ

d. RNase

e. グリコシダーゼ

56 アミノ酸を指令するコドンの個数として正しいのはどれか。

a. 60

b. 61

c. 62

d. 63

e. 64

57 誤っているのはどれか。.

a. 遺伝子座とは、染色体やゲノム上における遺伝子の位置のことをいう。

b. 実際に形質に表れた特徴を表現型という。

c. ミトコンドリア遺伝子病は、母系遺伝をする。

d. 大部分の形質は・遺伝要因と環境要因の両方から影響を受けている。

e. モノゾミーは染色体異常分類において構造異常に分類される。

58 細菌のエンドトキシンについて誤っているのはどれか。

a. グラム陽性菌

b. リポポリサッカライド

c. ショック誘発作用

d. 発熱作用

e. 免疫賦活作用

59 細菌の病原性因子に関して誤づている」組合ぜはどれか

a. 肺炎レンサ球菌・・・・・莢膜

b. 病原性大腸菌・・・・・・定着因子

c. レジオネラ菌・・・・・・マクロファージ内増殖

d. 結核菌・・・・・・・・・外毒素産生

e. 緑膿菌・・・・・・・・・バイオフィルム形成

60 新興感染症の原因でないのはどれか。

a. 黄熱病ウイルス

b. レジオネラ

c. SARSコロナウイルス

d. ヘリコバクター・ピロリ

e. C型肝炎ウイルス

61 肝炎ウイルスに関して誤っているのはどれか。

a. A型、E型は経口感染する。

b. B型、C型は肝硬変や原発性肝がんめ原因となる。

c. A型、正;型にはワクチンが存在する。

d. E型は妊婦での死亡率高い。

e. D型はC型のサテライトウイルスである。

62 芽胞を形成する菌はどれか。

a. ジフテリア菌

b. セラチア菌

c. セレウス菌

d. ブルセラ菌

e. リステリア菌

63 ヘリコバクター・ピロリについて誤っているのはどれか。

a. グラム陰性らせん菌である。

b. 細胞内寄生菌である。

c. タイプW分泌システムを持つ。

d. 細胞空胞化毒素を産生する。

e. ウレアーゼを産生する。

64 ウイルス感染がヒトからヒトヘ伝播しないのはどれか。

a. アデノウイルス

b. ポリオウイルス

c. 麻疹ウイルス

d. ノロウイルス

e. デングウイルス

65 23歳の女性。東南アジアからの帰国後、水様性の下痢が1日に20回以上も持続した。近医を受診し、糞便検査の結果コレラ菌が検出された。この患者の血液ガス検査の結果はどれか。

a. 呼吸性アシドーシス

b. 代謝性アシドーシス

c. 呼吸性アルカローシス。

d. 代謝性アルカローシス

e. 酸塩基平衡異常なし

66 インターフェロンについて正しいのはどれか。

a. ウイルスが持つタンパクである。

b. ウイルスに直接作用する。

c. ウイルス干渉に関与する。

d. インフルエンザウイルス感染症に有効である。

e. 腫瘍細胞の増殖を促進する。

67 ヒト免疫不全.イルスについて正しいのはどれか。

a. 感染にケモカインレセプターを利用する。

b. 主にCD8陽性T細胞に感染する。

c. 感染の予防にはワクチンが有効である。

d. 人獣共通感染症を発症する。

e. 飛沫感染により伝播する。

68 細菌性食中毒について組合せで正しいのはどれか。

a. 黄色ブドウ球菌・・・・・易熱性エンテロトキシン

b. 腸炎ビブリオ・・・・・・肉類の摂取により発症する。

c. ボツリヌス菌・・・・・・潜伏期間は1020時問である。

d. セレウス菌・・・・・・・芽胞形成により熱耐性を示す。

e. カンピロバクター・・・・冬季に好発する。

69 X染色体連鎖無ガンマグ.ロブリン血症.(XLA)では、骨髄におけるBリンパ球分化がどの段階で停まるか。

a. 重鎖のD-J組換えが始まった段階

b. Largepre-B細胞の段階

c. receptor editingを起こす段階

d. 軽鎖と重鎖の組み合わさったIgMが細胞表面に発現した段階

e. TdTの発現が完全に停まった段階

70 Th2細胞によって誘導される免疫反応の特徴として、正しいのはどれか。

a. IgG2が多く作られる。

b. IgEが多く作られる。

c. マクロファージが活性化する。

d. ウイルス感染に対する防御反応である。

e. 細胞傷害性Tリンパ球が誘導される。

71 ナイーブT細胞の最初の活性化に必要な樹状細胞上の分子はどれか、

a. CD154

b. CR1(C3b受容体)

c. IL-2受容体

d. CD80

e. CD28

72 ヒトの血液中に存在する、あるクラスの免疫グロブリン分子の模式図(別冊No.11)を別に示す。矢印1で示された部分に相当する、IgM分子重鎖のドメインはどれか。

a. VH

b. CH1

c. CH2

d. CH3

e. CH4

73 ヒトIgAの特徴として正しいのはどれか。

a. 5量体を形成する。

b. 免疫グロブリンの中で血中濃度が最も高い。

c. 胎盤を通過する。

d. 粘膜組織で多く分泌される。

e. 肥満細胞に結合しアレルギー反応を起こす。

74 リンパ節で観察される胚中心は、主にどの細胞が増殖することで形成されるか。

a. 肥満細胞

b. マクロファージ

c. 血管内皮細胞

d. B細胞

e. T細胞

75 細胞とそれが発現または分泌する分子の組合せで正しいのはどれか。

a. B細胞とグランザイムB

b. ヘルパーT細胞とパーフォリン

c. マクロファージと補体レセプター

d. 肥満細胞とMHCクラスU

e. 好中球と抗体

76 CD4陽性T細胞に対して、主要組織適合遺伝子複合体(MHC)に結合したペプチド抗原を提示できる細胞はどれか。

a. 肥満細胞

b. B細胞

c. NK細胞

d. CD8陽性T細胞

e. 好中球

77 血中濃度の最も高いのはどれか。

a. IgA

b. IgD

c. IgE

d. IgG

e. IgM

78 細胞を抗ウイルス状態にするのはどれか。

a. GM-CSP

b. IFN−β

c. IL-10

d. MBL

e. TGF−β

79 ナチュラルキラー細胞の殺細胞機構に最も深く関与するのはどれか。

a. ディフェンシン

b. パーフォリン

c. アナフィラトキシン

d. ロイコトリエン

e. C9

80 母親から胎児への移行抗体はどれか。

a. IgA

b. IgD

c. IgE

d. IgG

e. IgM

81与真(別冊No.12)を別に示す。矢印の病変に関して正しいのはどれか。

a. フイブリノイド変性

b. 乾酪壊死

c. 凝固壊死

d. 肉芽組織

e. 角化巣

82 動脈硬化症における泡沫細胞の起源として正しいのはとれか。

a. 増殖型平滑筋細胞

b. 収縮型平滑筋細胞

c. 線維芽細胞

d. マクロファージ

e. 好中球

83 剖検の結果、肺胞内に褐色の色素を含む大型の細胞が充満しているのが認められた。

この細胞が出現する原因として正しいのはどれか。

a. 食物の誤嚥が考えられる。

b. 重症の黄疸が原因である。

c. 悪性黒色腫の転移が考えられる。

d. 心不全が原因である。

e. 溶血性疾患が疑われる。

84 71歳の男性。胃の切除時に同時に切除された大網の組織像(別冊No.13)を別に示す。適切なのはどれか。

a. 化膿性腹膜炎

b. 肉芽腫性腹膜炎

c. 出血性腹膜炎

d. 線維素性腹膜炎

e. 癌性腹膜炎

85 64歳の男性。内視鏡的粘膜切除術後の経過観察中になされた胃生検め組織像(別冊No.14)を別に示す。適切なのはどれか。

a. 慢性胃炎

b. 慢性胃潰瘍

c. 胃腸上皮化生

d. 胃管状腺腫再発

e. 胃腺癌再発

86 75歳の男性。自然尿の細胞診像(別冊No.15)を別に示す。適切なのはどれか。

a. 慢性膀胱炎

b. 膀胱結核症

c. 膀胱結石症

d. 膀胱憩室症

e. 膀胱尿路上皮癌

87 急性炎症ではないのはどれか。

a. カタル性炎

b. 線維素性炎

c. 化膿性炎

d. 出血性炎

e. 肉芽腫性炎

88悪性上皮性腫瘍を何というか。

a. 癌腫

b. 癌肉腫

c. 肉腫

d. 白血病

e. 悪性リンパ腫

89 膿胸の胸水中に多数認められる細胞はどれか。

a. リンパ球

b. 好酸球

c. 好中球

d. 形質細胞

e. 内皮細胞

90 肉芽組織を構成する細胞や組織でないのはどれか。

a. 滲出液

b. 白血球

c. 線維芽細胞

d. 毛細血管

e. 肉腫細胞

91 炎症の徴候として誤っているのはどれか。

a. 疼痛

b. 腫脹

c. 発赤

d. 出血

e. 発熱

92 移植片対宿主病(GVHD)がおこるのはどの臓器移植か。

a. 角膜

b. 皮膚

c. 肝臓

d. 腎臓

e. 骨髄

93高血圧の合併症として誤っているのはどれか。

a. 脳出血

b. パーキンソン病

c. 心肥大

d. 大動脈解離

e. 眼底出血

94 局所に流入する動脈血が減少した状態を何というか。

a. 充血

b. うつ血

c. 出血

d. 虚血

e. 梗塞

95 門脈に注ぐ血管はどれか。

a. 下腸間膜静脈

b. 上腸間膜動脈

c. 肺静脈

d. 肝静脈

e. 奇静脈

96 大動脈の組織(HE染色)(別冊No.16)を別に示す。正しいのはどれか。

a. 大動脈粥状硬化症

b. 大動脈嚢胞状中膜壊死

c. 大動脈炎症侯群

d. 結節性多発性動脈炎

e. 梅毒性大動脈中膜炎

97 小動脈(別冊No.17)を別に示す。正しいのはどれか。

a. 血管腫

b. 血管奇形

c. 血栓の器質化

d. 動脈硬化

e. 動脈炎

98 薬品と副作用との関係で誤っているのはどれか。

a. β1受容体遮断薬:空咳

b. α2受容体刺激薬:倦怠感

c. α、β受容体遮断薬:心不全

d. α1受容体遮断薬:起立性低血圧

e. 交感神経ニューロン遮断薬:抑鬱症状

99 中毒時の対応で誤っているのはどれか。

a. フグ中毒:呼吸管理

b. キノコ中毒:血液透析

c. ハブ咬傷:抗毒素血清点滴

d. パラコート中毒:高圧酸素補給

e. 有機リン剤申毒:プラリドキシム

100 腸管収縮を抑制するのはどれか。

a. アトロピン

b. ピロカルピン

c. ネオスチグミン

d. プロプラノロール

e. サクシニルコリン

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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